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絶品!アグー(沖縄在来豚)のネギ塩タン~焼肉「Gen」

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さて、私は先週、大変遅ればせながら、沖縄の在来豚と言われる「アグー」をしっかり食べてきました。

 

アグーといいますと、数年前に、名護市民会館で催された「グスク」をテーマにした大がかりなシンポジウムをのぞいたとき、今帰仁村の業者が提供した「豚汁」をまず思い出します。

 

それが、私の、アグー初体験で、(豚肉特有の)甘さが濃いなぁ!……というのが印象でした。

 

いつか、きっちり食べてやろう!……と思いながら歳月が流れ、居酒屋などでアグーの名前が入ったメニューを見掛けることもあったのですが、「せっかくなら、あの店で!」……と、我慢してきました。

 

その「あの店」こそ、那覇市内のサンパレスホテルの並びで、久茂地川沿いにある「Gen(玄)」。アグーと石垣牛を専門に食べさせてくれる焼肉店です。

 

ソムリエの田崎真也氏をはじめ、グルメの皆さんがけっこうその店を紹介しています。

 

期待通り、美味で、食べ心地が牛肉と違って実にヘルシーでした。

 

特に気に入ったのは、頬肉やハツやタンなど新鮮な部位も食べられること。3500円の「アグー盛り合わせ」がお勧めだとか。

 

大いに膝を叩いたのは、「アグーのネギ塩タン」。

 

細かく刻んだ青ネギが、それぞれのタンの半分にだけ降られた状態で出てきます。

 

どうしてだろう?……と首を傾げると、店員のお兄さんがすかさずにアドバイス。

 

「ネギを挟むように二つ折りにして、そのまま炭火で両面を炙ってお召し上がりください」

 

助言通り、タンを半月状態にして炭火へ掛け、両面を好みに焼き上げるや、小皿の塩ダレにちょちょいと付けて、いざ、口の中へ!

 

「うおっ、まっ、ま~さん!!」

 

朝から、ガチマヤーの雄叫び、申し訳ありませんでした。

 

*06年5月29日のラジオ沖縄「フレッシュモーニング」で放送。



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さらば!『南京食堂』の「小龍包」

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◎下記は、「閑話&お知らせ」に載せた一文でしたが、「食いしんぼ情報」に移しました。

 

閑話……です。

 

先日、泡瀬(沖縄市)方面での取材の帰りに、ひさしぶりに空港通りの『南京食堂』(沖縄市中央)で「小龍包(ショウロンポウ)」を、

 

――ハフハフ、ハフハフ……言いながら食べてやろう。

 

と思い立ち、車を止めたのですが、古い2階建てビルの壁に大きく記されていた店名も看板もありません。

 

「おかしいなぁ、このビルの2階だったはずなんだが……」

 

県内外の〈食い道楽〉たちの間で「旨いよ、あそこは……」と囁かれていた『南京食堂』に昔、連れて行ってくれたのは、琉球新報の同僚記者でした。

 

ですから、確実に20年以上も前のこと。飲茶ブームはまだ起きていませんでした。

 

店内は小テーブルが4つほどしか置かれていない狭さで、窓から外を覗くと、横文字の看板の店々が嘉手納基地のゲートに向かっていました。

 

老いた中国人夫妻がきりもりしていて、名物は、なんといっても、ご主人手作りの「小龍包」。

 

湯気を上げて運ばれてくる蒸籠のなかには、アツアツのスープが潜んだ《極小肉まん》が9つ。円を描くように配置されていました。

 

初めて訪れたとき、店の夫人が中国語なまりで、

 

「食べ方、分かる?」

 

と尋ね、説明をしてくれました。

 

まず、レンゲを左手に持ち、その底に醤油と酢を適量入れ、さらに刻みショウガをお好みで乗せたところへ、小龍包をひとつ浸す。……ここまでが、プロローグ。

 

それを、やおら口のなかへ。

 

噛むと、ほとばしるのが、猛烈に熱い芳醇なスープ。

 

あっ、熱(あつ)ぅ!……ハフハフ、ハフハフ。

 

これが、旨いのなんの!

 

その後、実によく通わせてもらいました。
スーラン湯も美味でした。

 

食通の知人にさきほど電話を入れたところ、店を閉めてから随分経っている……とのこと。

 

それを聞いて、まず思ったことは、最後にこの店の「小龍包」を食べたのはいつだったか……。

 

そう。……現在の『FMコザ』が『FMチャンプルー』だった頃、いまや人気DJに成長した比嘉周作氏の番組にゲスト出演したときでした。

 

ですから、3年ほど前になるでしょうか。迂闊にも、随分ご無沙汰してしまっていたのでした。

 

放送終了後、周作氏と、放送作家の安里重信氏をご案内したところ、

 

「放送局からこんなに近くに、絶品の店があったなんて!」

 

と、感嘆してくれましたっけ。

 

さらば、『南京食堂』。ありがとう、「小龍包」。

 

*写真は、北谷町の砂辺周辺。嘉手納基地のアメリカ兵たちも潜りにきます。落書きは、彼らのアート?……それともウチナーンチュの作品?
クリックすると拡大します。

 

*「くいしんぼ情報」は、原則として10回以上通った美味店を、出し惜しみしながら掲載しています。上記の一文は、「閑話&お知らせ」に載せていたものを移載しました。



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「月琴食堂」の冷やし中華

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夏が来れば思い出す……のは、「遙かな尾瀬」というより「冷やし中華」。

 

その「冷やし中華」の旨い店が、那覇市壺川にあります。

 

国道329号(与那原街道)沿いの旧「中央郵便局」隣(西側)にある『月琴食堂』(那覇市壺川240 電話098-832-7185)です。

 

夏季になるとガチマヤー(食いしん坊)たちの噂にのぼるだけあって、この店の「冷やし中華」は、いつでも食べられるわけではありません。

 

ある金曜日の、しかも、昼食時間だけ……です。

 

どういうことかといいますと……。

 

同店のランチ・メニューは「日替わり」(700円)のみで、原則として麺類が登場するのは金曜日だけです。噂の「冷やし中華」は、その金曜日にしか食べられないのですが、隔週のペースでのお目見えなのです。(いうまでもなく夏季のみ)

 

ところで、この店の「冷やし中華」は、どこが旨いのか。

 

「そりゃあ、なんといってもアナタ。胡麻味噌が効いた、オリジナルのタレが魅力ですよ!」

 

と、常連客。

 

まったく同感です。

 

冷たいシコシコ麺にたっぷり絡め、ずずずっ……とすすれば、

 

――おっ。……おおぅ。夏の快感!

 

昨年の夏、ひょっとしたら夜のメニューには常にあるのかも……と思い立ち、こっそり出掛けてみたのですが、女性店員は、申し訳なさそうに首を横に振りました。

 

仕方がないので、その夜は「五目焼きそば」を頼んでみたところ、これまた膝を叩いてしまいました。

 

オイスターソースが実に香ばしく、上手に焼き上がっているではありませんか。

 

水餃子をはじめ飲茶系のメニューも、うれしいレベルです。しかも、特筆すべきは安価なこと。

 

最近は、「石鍋焼きそば」が気に入っています。運ばれてくるとき、パチパチと音を立てているんですよ、これが!

 

店長は、台湾系の敏腕料理人です。

 

*写真は、涼しげに、モノトーンにしてみました。

 

*「くいしんぼ情報」は原則として、10回以上通った店が対象です。



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